牛久大仏

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更新日:
 2018年2月3日



◎牛久大仏
 牛久大仏は正式名称が「牛久阿弥陀大佛」で、茨城県牛久市にあるブロンズ(青銅)製大仏立像です。事業構想は1983年に着手、1986年に工事が着工し、1992年12月に完成しました。事業主体は浄土真宗東本願寺派本山東本願寺です。浄土真宗東本願寺派の霊園である牛久浄苑のエリア内に造られています。その姿は同派の本尊である阿弥陀如来像の形状を拡大したものです。
 全高120m(像高100m、台座20m)で、立像の高さとしては世界3番目ですが、「青銅製立像」で世界一高いとして1995年にギネスブックに登録されました。左手の平は18mあり、奈良の大仏(像高14.98m)が乗る大きさです。アメリカ合衆国、ニューヨーク州にある自由の女神像は全高93m、手を掲げた姿勢の像高46.05mですが、実質的な像高(足元から頭頂までの高さ)は33.86mですので、牛久大仏は自由の女神像の約3倍の大きさです。圏央道を走って阿見周辺に来ると、巨大な姿を現しますが、近くに行くと、その大きさに驚きます。
 牛久大仏は、浄土真宗東本願寺派本山東本願寺が事業主体ですが、この浄土真宗の開祖は親鸞聖人(1173年〜1262年)です。親鸞は後鳥羽上皇の怒りを買い、1207年に越後国に流罪に処せられます。その4年後に赦免された後、常陸国(現在の茨城県)に入り、関東における布教の拠点としました。このため茨城県内には親鸞ゆかりの寺や事跡が多く残っており、牛久もそのひとつなのだそうです。
 牛久大仏がある浄土庭園は仏教・浄土真宗の宗教施設ですが、宗教問わず、楽しむことができるようになっています。園内にはリスやウサギと触れ合える小動物公園、約2万平方メートルの花畑、仲見世、食事処などがあり、大仏見物の後もゆっくりできます。
 大仏の内部に入ることができるようになっており、エレベーターで地上85mの胸部展望台まで行くことができます。晴れて天候が良ければ、東京スカイツリーや富士山を見ることもできるそうです。
 4階、5階は「霊鷲山の間(Room of Mt. Grdhrakuta)と名づけられ、仏舎利(釈尊の遺骨)が安置されているそうです。四方に窓があり、東西南北を見渡すことができます。3階は「蓮華蔵世界(World of the Lotus Sanctuary)」と名づけられ、約3,300体の胎内仏に囲まれた金色の世界となっています。「蓮華蔵世界」とは極楽浄土のことです。2階は「知恩報徳の世界(World of Gratitude and Thanksfulness)」と名づけられ、「念仏の間」となっています。毎週土曜日、ここで法話があるそうです。また、阿弥陀如来への報恩感謝の気持ちを籠めて写経を行う空間となっており、77席の写経席があります。1階は「光の世界(Infinite Light and Infinite Life)」と名づけられ、「観想の間」として浄土の世界を観想する(思い描く)ための空間として造られています。



・牛久大仏(うしくだいぶつ)
 住所:茨城県牛久市久野町2083
 電話:029-889-2931
 営業時間:9:30〜16:30(季節により変動あり)
 定休日:無
 料金:大人800円、小人400円(大仏体内含むすべての拝観)
 駐車場:有
 アクセス:圏央道、阿見東ICから3分