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更新日:
2014年5月3日
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◎村田川、瀬又地区の鯉のぼり(2014年4月15日)
千葉県市原市の北部を流れる二級河川の村田川(むらたがわ)の瀬又地区では、毎年、有志によって鯉のぼりが川にかけられています。
村田川の河川改良工事が行われた1993年、当時、草で荒れていた土手を子どもたちが安心して遊べる場所にしたいと、地元の有志が農作業の帰りに草刈りを始めたそうです。そして、その翌年、子供の日に合わせてこいのぼりを飾ったそうです。最初は、有志の家に使われずに取ってあった甥のこいのぼりを5匹、川に飾ったのだそうです。
その後、川沿いにある小学校の入学式に合わせて、4月の第1日曜日に取り付けるようになったそうです。現在では寄贈されたこいのぼりが100匹以上、かけられる壮大な景色を見ることができます。
45人ほどのメンバーで川沿いに7組のポールを立て、土手から土手まで40mの距離にワイヤーを張って、各15匹で合計105匹、長いものでは10mもの長さのこいのぼりがたなびきます。現在では、初夏の始まりを告げる村田川おなじみの光景となりました。
この催しを主催する地域の集まり、「瀬又清流会」の会長、秋庭智さんによると「できる限り修理をしているのですが、風などで毎年20匹ほど傷んでしまいます」とのことです。地域の人たちの協力で、毎年新しいこいのぼりが仲間入りをしているそうです。
瀬又清流会では、毎年、5月5日には「地域の子どもたちに杵で餅をつく体験をさせたい」ということから、餅つきや、お汁粉、からみ餅を振る舞うなどの催しを行っています。この催しは広く知られるようになり、多い年には1400人もが訪れる一大イベントとなっています。
こいのぼりを見ながら川沿いの散策を楽しむ地域の人のためにと、取り外しは5月の中頃だそうです。その後は、桜並木の新緑に並んで清流会が植樹した240株のアジサイが村田川を彩ります。年に3回、1kmに及ぶ土手の草刈りを行いながら、地域の人々が大切に守っている日本の里の風景です。






・村田川、瀬又地区の鯉のぼり
住所:千葉県市原市瀬又地区
駐車場:無
アクセス:JR、外房線、誉田駅から千葉中央バス、潤井戸行き瀬又三叉路下車
期間:4月第1日曜日〜GW過ぎまで
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