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更新日:
2021年6月6日
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◎福井神社(2021年4月11日)
福井神社(ふくいじんじゃ)は、福井県福井市にある神社です。福井駅から徒歩15分ほどで、県庁近くにある神社です。福井藩16代の藩主で、福井藩の藩政改革を行い、明治維新の際には徳川親藩、譜代大名の尊王派の中心人物となった松平慶永(号、春嶽(しゅんがく))を祀る神社として、1943年(昭和18年)に創建されました。
当初、社殿は総檜造りでしたが、創建から2年後の1945年(昭和20年)7月19日の第二次世界大戦の戦災(福井空襲)で焼失してしまいました。
戦後、1957年(昭和32年)に福井大学工学部の五十嵐直雄氏の設計によって再建されました。総コンクリート造りで、表面はコンクリート打ち放し、神明造を大幅に変形した傾斜の無いフラットな屋根という、一般的な神社とは大きく異なる独特のモダニズム様式で全ての建物が統一されています。社殿前の大鳥居(二の鳥居)も、同じく五十嵐直雄氏の設計によって再建されたもので、貫がない特殊な形をしています。
近代社格制度(1946年(昭和21年)2月2日に廃止)では、神社は官社、諸社(民社)、無格社に分類されていました。官社は神祇官が祀る官幣社と、地方官(国司)が祀る国幣社に分けられ、律令制の社格に倣ってそれぞれに大・中・小の格がありました。福井神社は「別格官幣社(べっかくかんぺいしゃ)」に分類されており、日本で最後に別格官幣社に指定された神社でした。
また、福井神社境内には、第二次世界大戦の戦災で大きな傷を負ったにも関わらず、その後、新芽をつけて元の樹勢を取り戻した奇跡のイチョウがあります。福井市のシンボルは「不死鳥」だそうですが、これは戦争や地震などの災禍から幾度も立ち上がった福井市民の努力が不死鳥のようであることが由来だそうです。このイチョウの木も、不死鳥・福井にふさわしい木として1970年(昭和45年)11月3日に福井市の天然記念物に指定されています。

・一の鳥居


・二の鳥居

・拝殿

・松平春嶽像

・奇跡のイチョウ

・福井神社
住所:福井県福井市大手3-16-1
電話:0776-22-7662
営業時間:9:00〜17:00
定休日:無
アクセス:JR、福井駅から徒歩15分
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