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更新日:
2016年8月3日
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◎武田神社(2014年10月10日)
武田神社(たけだじんじゃ)は、山梨県甲府市古府中町にある神社です。信虎、信玄、勝頼の武田家3代が60余年にわたって居住した躑躅ケ崎館(つつじがさきやかた、国指定史跡)跡地に建てられており、武田信玄を祭神としています。1917年(大正6年)に起工し、1919年(大正8年)に社殿が完成し、1919年(大正8年)4月12日の信玄の命日に初の例祭が執り行われました。
この地は、永正16年(1519年)に甲斐守護、武田信虎によって居館(躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)、武田氏館)が築かれ、家臣団が集住して武田城下町が形成されていた場所です。その後、晴信(信玄)、勝頼と三代にわたって武田領国の中心地として機能していました。
天正10年(1582年)3月に武田氏が滅亡した後もしばらくは政治の中心地でした。豊臣時代には、ここよりも南方の甲府市丸の内に新たに甲府城が築城され、江戸時代にかけても甲斐統治の政治的中心地となったため、武田氏館は破却されました。
館の破却時期は不明ですが、「甲斐国志」によれば、要害城が慶長5年(1600年)に破却されていることから、同時期であると考えられています。
これによって城下町も南方に移動し、武田城下町は甲府城下町の一部として吸収されていきました。江戸時代に武田氏館跡は「古城」、「御屋形跡」と呼称され、武田氏時代を偲ぶ名所のひとつとして旅行者が訪れる程度でしたが、明治期には史跡保存運動が起こりました。その後、何度か、神社創建運動があったようですが、神社創建までには至らなかったようです。
1915年(大正4年)、大正天皇の即位記念に武田信玄に従三位が追贈されたのを契機に、1916年(大正5年)には山梨県知事を総裁とする「武田神社奉建会」が設立されました。1917年(大正6年)に起工し、1919年(大正8年)に社殿が完成し、1919年(大正8年)4月12日の信玄の命日に初の例祭が執り行われました。1938年(昭和13年)には国の史跡として指定されました。
境内にある「武田神社宝物殿」(9時〜16時30分、300円)は信玄四百年忌にあたる1972年(昭和47年)に開館し、武田家ゆかりの遺宝等を展示しています。三條家より寄進された「吉岡一文字」の太刀は、国の重要文化財に指定されています。この他にも信玄の軍扇、武田二十四将図等、様々な品が展示されています。





・武田神社
住所:山梨県甲府市古府中町2611
電話:055-252-2609
駐車場:有
アクセス:JR、甲府駅(北口)よりバスで約8分。
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