東海大学自然史博物館

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更新日:
 2011年9月3日




◎東海大学自然史博物館(2011年8月15日)
 東海大学自然史博物館は、1981年10月に恐竜化石骨格の展示を主体とする「恐竜館」として開館しました。隣接する東海大学海洋科学博物館が1970年にオープンしていましたので、「海だけでなく、陸の展示もしよう」ということで始まったのではないでしょうか。
 1983年5月には、地球や生物の起源についての展示を主体とする「地球館」を併設しています。さらに1993年1月には2階の展示場を開設し、全館を1つの流れとして見学できるようになりました。また、2002年1月には旧人体科学博物館の建物に移設して、リニューアルしました。
 東海大学自然史博物館は、恐竜の化石を沢山、展示していて、別名「恐竜のはくぶつかん」とも呼ばれているようです。展示の中心となっている恐竜の化石の一部は、1973年に東海大学と読売新聞で共催された「ソビエトの大恐竜展」の時、日本で公開された標本の複製だそうです。東海大学自然史博物館では、それらの標本を核として、恐竜などの大型動物化石を収集、展示しています。
 1階のエントランスを入ると、いきなりトリケラトプスの頭骨を発掘している状態の展示がされていて、子供の心を鷲掴みにしてくれます。そして1階からエスカレーターに乗って、まずは3階の恐竜の世界に旅立ちます。3階の恐竜の世界から始まり、2階、1階と順に現代に向かって旅をするような流れで展示が行われています。
 3階は、まず、約5億年前の古生代 デボン紀です。魚や両生類が展示されている脊椎動物の発展コーナーがあり、つづいて陸上に進出した動物である爬虫類コーナーがあります。古生代末には哺乳類の祖先とされる哺乳類型爬虫類が発展しましたが、地球環境の大きな変化により、その多くが絶滅したことを紹介しています。
 そしてゲートをくぐると、恐竜の世界になります。哺乳類型爬虫類が絶滅した後、中生代、三畳紀(2億5000万年前から2億1000万年前)の終わりに恐竜が出現しました。最も古い恐竜の化石は、中生代、三畳紀の終わり(約2億3000万年前)の地層から発見されています。恐竜は、直立二足歩行のできる爬虫類として運動能力にすぐれ、巨大な体をもち、中生代の終わりまで陸上の支配者となりました。全長26mのディプロドクス、ナイフのような鋭い歯が並ぶタルボサウルス、顔に3本の大きな角が目立つトリケラトプス、背にいくつもの骨板を背負うステゴサウルスなど、子どもに人気の恐竜の化石がたくさん並んでいるので、子供は大興奮でした。
 恐竜の世界から階段を下りて2階に行くと、「中生代の海」、「海から生まれた生命」、「生きている化石」、「哺乳類の時代」、「氷期の世界」、というテーマで展示が続きます。
 さらに階段を降りて1階に行くと、「静岡県の自然」というテーマで展示が行われています。富士山のジオラマがあり、さまざまな静岡県の自然を紹介しています。
 外には「クジラトカゲ」という名のケティオサウルス(Cetiosaurus)という竜脚類の恐竜とタルボサウルス(Tarbosaurus)という「警告するトカゲ」という名の獣脚類の恐竜がいます。中も外も恐竜だらけで子供には大興奮、間違いなしの博物館です。



     入口です。



     左がケティオサウルス、右がタルボサウルスです。

     中には、恐竜の化石がいっぱいです。









・東海大学自然史博物館
 住所:静岡県静岡市清水区三保2389
 電話:0543-34-2385
 営業時間:9〜17時(10〜3月は16時まで)
 定休日:火曜(祝日の場合と、7月〜8月、正月、春休み期間、GWは開館)、12月24日〜1月1日
 料金:大人(高校生以上):1000円、小人(4歳〜中学生):500円
 駐車場:無