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更新日:
2017年6月6日
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◎日吉東照宮(ひよしとうしょうぐう)(2017年3月5日)
日吉東照宮(ひよしとうしょうぐう)は、滋賀県大津市坂本にある神社です。「東照宮(とうしょうぐう)」とは、東照大権現である徳川家康を祀る神社です。徳川家康は1616年(元和2年)1月21日、鷹狩に出た先で倒れ、4月17日巳の刻(現在の午前10時頃)、駿府城にて75歳(満73歳4ヶ月)で死去しました。遺体は駿府の南東の久能山(現、久能山東照宮)に葬られ、遺言通り、一周忌を経て1617年(元和3年)3月、関東平野の最北部にある日光の東照社に分霊されました。徳川家康には1617年(元和3年)2月21日に東照大権現の神号が、3月9日に神階正一位が贈られました。(東照社は、1645年(正保2年)に宮号の宣下があり、東照宮と呼ばれるようになりました。)
その後、3代将軍、徳川家光が諸大名に東照宮を造営するよう進言したため徳川、松平一門の大名家のみならず、譜代大名や徳川家と縁戚関係がある外様大名家が競って建立し、全国で500社を超える東照宮が造られました。廃絶されたものを含めると、約700社があったそうです。しかし、明治維新以後の廃仏毀釈と相まって廃社や合祀が相次ぎ、現存するのは130社程度のようです。
日吉東照宮は、このような中、徳川家康の側近として活躍した天台宗の僧である天海(てんかい)の依頼か、天台宗の総本山、比叡山の山麓の現在地に1623年(元和9年)に創建されました。御祭神は徳川家康、日吉大神、摩多羅神(まだらしん)です。摩多羅神とは、慈覚大師、円仁が唐から船で帰る際、声が聞こえ、感得(お姿を感じ取ること)した神様だそうです。阿弥陀経や念仏の守護神なのだそうです。
透塀(すきべい)がめぐらされた唐門(からもん)をくぐると、前方が拝殿、後方が本殿で2つの建物を石の間がつなぐという、いわゆる権現造といわれる構造の建物があります。いずれも総黒漆塗り、極彩色の豪華な社殿です。また、彫刻や装飾も絢欄豪華さを極めています。
この権現造は、日吉東照宮が発祥とされており、この社殿が素晴らしかったことから、3代将軍、徳川家光は1634年(寛永11年)年から1年半余りで日光東照宮を改装しました。この時、「権現造り」が採用されたそうです。
明治以前は延暦寺の末寺だったそうですが、明治時代に神仏分離令が出され、日吉大社が管理する末社になっており、全国に分布する東照宮の1つとされています。1917年(大正6年)に国の重要文化財に指定されています。









・日吉東照宮(ひよしとうしょうぐう)
住所:滋賀県大津市坂本4-2-12
営業時間:9:00〜16:00
料金(殿内拝観):大人200円・子供100円
駐車場:有
アクセス:京阪電鉄、石山坂本線、坂本駅下車、徒歩約15分
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