御金神社(みかねじんじゃ)

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更新日:
 2017年3月26日




◎御金神社(みかねじんじゃ)(2017年3月15日)
 御金神社(みかねじんじゃ)は、京都市中京区にある神社です。「御金」と書きますが、「おかね神社」ではなく、「みかね神社」です。ビルの谷間にあるこぢんまりした境内ですが、金色の鳥居が目立っていて、黄金色で飾られた神社です。
 金山毘古命(かなやまひこのみこと)を主祭神とし、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、月読命(つきよみのみこと)の三柱の神をお祀りしています。金山毘古命は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の二柱神の皇子であり、五元陽爻(天の位)の第一位の神として、金、銀、銅をはじめとする全ての金属類、鉱山、鉱物(鉱石)を護り給う神様です。「御金」は「お金」ではなく、「金属類」のことです。
 御祭神は、長きにわたって個人の屋敷の敷地内にある「邸内社(ていないしゃ)」として、お祀りされていたそうです。しかし、「邸内社」でありながら、ご参拝を願う人々が絶えず、1883年(明治16年)に崇敬する人々から奉賛を賜り、現在の名前で社殿が建立され、境内が整えられたそうです。
 元々は鉱山、鉱物の神として、人間の営みの中で用いられる全ての金属類、昔は鏡、刀剣などの武具や農耕器具としての鋤や鍬など、近年では鉱工業、農産業の大型機械から家庭用の道具類や金属類の全てにわたって護ると信仰されてきました。近年ではむしろ、通貨として用いられる金、銀、銅など、直接的なものに対する願いが増えてきたようです。
 御金神社の隣通りは、「釜座(かまんざ)通り」と言い、平安時代から鋳物で釜を作る職人、釜師が集まり、特権が与えられて茶釜の鋳造を行っていたそうです。また、御金神社の近くには「両替町通り」があり、徳川家康によって設けられた「金座」と「銀座」があり、江戸幕府の金貨鋳造を担い、各地の金銀細工業者がこの地に集められていたそうです。
 そのような場所にあって、通貨として用いられる金、銀、銅をはじめ、あらゆる金属類、鉱物や宝石などの鉱石を護り給う事から、近所の人々の信仰が篤かったようです。その結果、地域の氏神様として親しまれ、近隣氏子の人々、崇敬する人々から大切にされてきたそうです。
 近年は全国各地、国内外から多くの参拝客が集まり、金属類ではなく、金運、招福、資産運用、商売繁盛、金融のほか、宝くじ、ギャンブルの成功など、あらゆるお金にまつわる願いごとしに来ているそうです。金属類を護り給う神を祀る神社は、国内で唯一だそうです。
 鳥居は、もともと木製だったそうですが、台風の影響で壊れたため鉄製の鳥居が建てられたそうです。この時、「金」の神様をお祀りしていることから、金箔を扱うお店のご好意で、鳥居に金箔が施され、2006年(平成18年)4月に黄金に輝く鳥居が完成したそうです。しかも、鳥居だけでなく、本殿にある鈴緒(すずお)も金色になりました。
 御神木は樹齢200年を超える銀杏で樹高約22m、幹回り2m以上で、京都市内有数の大樹です。御金神社の御神木が銀杏であることから、絵馬がイチョウの葉の形をしています。毎年、葉が落ちる頃には、金色に色付いた葉を自由に持ち帰れるよう、参拝客に配っているそうです。









・御金神社(みかねじんじゃ)
 住所:京都府京都市中京区西洞院通御池上る押西洞院町618
 電話:075-222-2062
 定休日:無
 料金:無
 駐車場:無
 アクセス:地下鉄、烏丸線、烏丸御池駅下車、徒歩約6分