渡月橋(とげつきょう)

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更新日:
 2019年12月6日




◎渡月橋(とげつきょう)(2019年11月11日)
 渡月橋(とげつきょう)は、京都府京都市の桂川左岸(北側)と、中州である中ノ島公園の間に架かる橋です。渡月橋が架かる川は「大堰川(おおいがわ)」と呼ばれ、ここより上流は「保津川(ほづがわ)」、渡月橋より下流は「桂川(かつらがわ)」と呼ばれています。古くは葛野川と呼ばれており、大堰川と呼ばれるようになったのは、5世紀後半に、この地域で力を持っていた秦氏が川に大きな堰(せき)を作って灌漑用水を引いたことに由来するそうです。
 836年(承和3年)に弘法大師空海の弟子である僧、道昌(どうしょう)によって大堰川の修築が行われ、この時に橋を架けたのが最初だそうです。当時は、現在の場所から100mほど上流にあったそうです。また、当初は橋の南にある法輪寺の門前橋であったことから「法輪寺橋」と呼ばれていたようです。渡月橋と呼ばれるようになったのは、鎌倉時代に亀山天皇が満月の晩に舟遊びをされ、月が橋の上を渡るように見えたことから「くまなき月の渡るに似る」と詠われたことに由来するそうです。
 橋は洪水によって度々、流失したそうです。また、応仁の乱など戦乱による焼失もあったそうです。1606年(慶長11年)、江戸幕府の命令によって角倉了以(すみのくらりょうい)が保津川の開削工事を行い、この時、現在の場所に架け替えられたそうです。
 現在の橋は1934年(昭和9年)に完成した鉄骨鉄筋コンクリート桁橋です。景観との調和を図るため意匠は木製の旧橋を受け継いでおり、橋面は中央部が約1m高い弓なりの形状で、高欄も従来の橋と同じ木造角格子式(ヒノキ製)が採用されています。全体が右京区にあり、橋の長さは155m、幅は12.2mあります。
 車道は2車線あり、両側に一段高くした歩道があります。観光名所であるとともに、桂川の両岸地域を結ぶ重要な交通路になっており、京都府道29号の一部になっています。また、南詰は京都八幡木津自転車道の起点となっています。





・渡月橋(とげつきょう)
 住所:京都府京都市右京区嵯峨中ノ島町
 定休日:無
 料金:無
 アクセス:京福電鉄、嵐山線、阪急、嵐山線、嵐山駅より徒歩約5分