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更新日:
2019年7月26日
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◎通天閣(つうてんかく)(2019年7月11日)
通天閣(つうてんかく)は、大阪府大阪市浪速区の新世界中心部に建つ展望塔です。1912年(明治45年)7月3日、新世界のシンボルとして、凱旋門をモチーフとするビルの上にエッフェル塔風の鉄塔が建てられました。高さ64mという当時、東洋一の高さを誇ったこの鉄塔は、明治初期の儒学者、藤沢南岳によって「天に通じる高い建物」という意味で「通天閣」と命名されました。
設計は設楽貞雄氏で建設費用は約9万7000円、当時の入場料は10銭だったそうです。この通天閣は、通天閣と同時に開園した遊園地、ルナパークとロープ・ウェイで結ばれ、非常に人気だったそうです。
しかし、太平洋戦争中の1943年(昭和18年)1月16日に直下にあった映画館、大橋座で発生した火災に巻き込まれてしまいました。この火災によって通天閣の脚部の鉄骨がねじ曲がり、強度不足によって運営ができなくなりました。さらに戦時下における鉄材供給という名目で軍需資材として大阪府に「献納」する形で1943年(昭和18年)2月13日から解体され、初代通天閣は姿を消してしまいました。
太平洋戦争末期、度重なる空襲によって焦土と化した通天閣周辺ですが、戦後、街が復興していくとともに、通天閣を再建する機運が高まり、1954年(昭和29年)9月4日、新世界町連合会役員らによって通天閣観光株式会社創立事務所が設置されました。翌1955年(昭和30年)7月6日、地元の人々からの出資によって、通天閣観光株式会社が設立され、2代目通天閣の建設が開始されました。
1956年(昭和31年)10月28日に現在の2代目通天閣が誕生しました。設計者は、ほぼ同時期にできた名古屋テレビ塔、東京タワーなどを手がけた内藤多仲氏で、建設を施工したのは奥村組です。高さは103mで、初代より39mも高いです。5階には大阪を一望できる展望台や、足の裏をなでると幸運が訪れるという神様、ビリケン像などがあります。通天閣の頂上の丸いネオンは、色の組み合わせで明日の天気を知らせる「光」の天気予報装置になっています。(白=晴れ、橙=曇り、青=雨など)また、地階の通天閣劇場では土曜日、日曜日には落語や漫才が、月曜日には各地方で活躍する演歌歌手のステージが行われています。







・展望台からの景色

・通天閣
住所:大阪府大阪市浪速区恵美須東1-18-6
電話:06-6641-9555
営業時間:10時〜20時
定休日:無
料金:大人(高校生以上):900円、中学生、小学生、幼児(5歳以上):400円
アクセス:Osaka Metro、堺筋線、恵美須町駅より徒歩約3分
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