率川神社(いさがわじんじゃ)

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更新日:
 2019年4月26日



◎率川神社(いさがわじんじゃ)(2019年4月11日)
 率川神社(いさがわじんじゃ)は、奈良県奈良市本子守町にある神社です。飛鳥時代、推古天皇元年(593年)2月3日、大三輪君白堤(おおみわのきみしらつつみ)が勅命によって神武天皇の皇后である媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)を祭神として奉斎したとされ、奈良市最古の神社です。また、大神神社(おおみわじんじゃ)の境外摂社で、正式名称を率川坐大神御子神社(いさがわにいますおおみわみこじんじゃ)と言い、また子守明神とも呼ばれています。
 後に元正天皇によって本殿左側には父神の狭井大神(さいのおおかみ)、右側には母神の玉櫛姫命(たまくしひめのみこと)をお祀りされ、中央にお祀りするお子様(媛蹈韛五十鈴姫命)を両親がよりそうようにお守りになられる姿で鎮座されることから、古くより「子守明神(こもりみょうじん)」とたたえられ、安産、育児、生育安全、家庭円満の神様として篤い信仰がよせられています。
 治承4年(1180年)12月、平重衡による南都焼討によって社殿が焼失しました。建久元年(1190年)に興福寺の支援によって再建されると、以後は興福寺の支配下に入りました。本殿は三殿からなり、一間社春日造、檜皮葺の社殿を南向きに三殿並列させたもので、江戸前期頃の建築と考えられており、奈良県指定有形文化財に指定されています。
 2007年(平成19年)には江戸末期、文久2年(1862年)以来の本殿保存修理が竣工し、朱塗りの色が鮮やかに甦りました。また、毎年6月17日に行われる三枝祭は、奈良では最も古い由緒のある祭のひとつで、一般にゆり祭りの名で呼ばれ、初夏の祭礼として親しまれています。
 境内には、本社大神神社をはるかに拝む遥拝所があります。高さ約2メートル、幅約2メートルの石製、野外衝立式で正面上部には三輪山を描いた陶板画をはめ込んでいます。その絵は大神神社に収蔵する平山郁夫画伯作の「神の山 三輪山の月」(平成11年奉納)で、遠く奈良の地から大神神社の御神体である三輪山に思いを馳せて遥拝できるようになっています。
 また、カエルのカタチに似た形状の「蛙石(かえるいし)」と呼ばれる石があります。また「カエル」という言葉から、「お金がかえる」、「幸せがかえる」、「若かえる」、「無事かえる」などにつながり縁起が良いとされ、健康回復、旅行安全などを願って蛙石を撫でることから「撫で蛙」とも呼ばれ、親しまれています。









・率川阿波神社



・遥拝所





・蛙石(かえるいし)





・率川神社(いさがわじんじゃ)
 住所:奈良県奈良市本子守町18番地
 電話:0742-22-0832
 営業時間:9:00~17:00
 定休日:無
 料金:無
 駐車場:5台(無料)
 アクセス:JR、奈良駅から徒歩約7分