鳥取砂丘

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更新日:
 2019年11月26日




◎鳥取砂丘(2019年11月11日)
 鳥取砂丘(とっとりさきゅう)は、鳥取県鳥取市の東部、日本海海岸に広がる広大な砂礫地です。観光可能な砂丘としては日本最大で、一般に立ち入れない場所も含めると、猿ヶ森砂丘(青森県下北郡)に次ぐ規模を誇っています。
 1955年(昭和30年)に山陰海岸国立公園として国定公園に指定された後、1963年(昭和38年)に国立公園に昇格しました。南北2.4km、東西16kmに広がっており、良好な砂丘景観がみられる131haが特別保護地区として指定されており、あらゆる行為が最も厳しく規制されています。
 また1955年(昭和30年)に、鳥取砂丘が海岸砂丘として世界的に見ても大きな起伏を持つこと、風紋、砂簾、砂柱、ハマゴウなど、砂丘独特の地形、植物群落を有することなど学術的に貴重であることが評価され、国の天然記念物に指定されています。
 砂丘と砂漠の違いは、砂丘は風で運ばれた砂が作る高まり(丘)のことですが、砂漠とは年間降雨量が250mm以下、あるいは降雨量より蒸発量のほうが多い地域で、砂や礫、岩石の多い土地のことをいいます。このため、砂丘は砂の表面が乾いていても掘るとすぐに湿った砂が出てきます。一方、砂漠は降雨量に対して蒸発する水分量の方が多いため、掘っても乾いた砂しか出てきません。砂漠は気候も含めた「土地」のことを指し、砂丘は「地形」を指している言葉です。
 鳥取砂丘は、まだ正確な形成過程が分かっていないそうです。地質などを調べた結果、約14〜15万年前までに遡るのではないかと言われています。現在、以下のような成り立ちではないかと考えられています。
 @中国山地の花こう岩などが風化して砂になる
 A雨が降り、中国山地から日本海に注ぐ千代川(せんだいがわ)によって砂が海に流れ出る
 B海に流れ出た砂が日本海の波で海岸に押し戻される
 C日本海から吹く強い風で砂が内陸へ飛ぶ
これが現在までの長い年月をかけて繰り返され、鳥取砂丘ができていると考えられています。
 最大高低差は90mにもなり、特に大きなすり鉢に似た形に大きく窪んだ「大すりばち」と呼ばれるものは高さが40mにもなります。すりばちの斜面には、砂が流れ落ちる際にできる砂簾(されん)などの模様や風によってできる風紋(ふうもん)が見られ、砂丘特有の美しい光景が見られます。











・鳥取砂丘
 住所:鳥取県鳥取市福部町湯山
 アクセス:鳥取駅からバスで約20分