大願寺(だいがんじ)

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更新日:
 2019年4月26日



◎大願寺(だいがんじ)(2019年4月11日)
 大願寺(だいがんじ)は、広島県廿日市市宮島町にある高野山真言宗の寺院です。山号は亀居山(ききょざん)、院号は放光院(ほうこういん)ですので、正式名は亀居山方光院大願寺となります。「亀居山」とは千畳閣、五重塔がある塔の岡一帯の海に突き出たところで、空から観ると亀の姿に似ているところから、その名が付いたといわれているそうです。
 大願寺は、東側の塔の岡から西側の多宝塔、経の尾付近までが境内地で、厳島伽藍(いつくしまがらん)と呼ばれ、多くの堂塔があったそうです。大願寺の創建年代等は分かっていないようですが、寺伝では平安時代初期、800年代に空海によって開かれたと伝えられているようです。一説には、鎌倉時代初期の建仁年間(1201年〜1204年)に僧、了海によって開かれた(あるいは、再興された)とも伝えられているそうです。「大願寺」の「大願」とは、「嚴島神社を守護する」という大願を意味しているそうです。
 室町時代の大願寺は、厳島伽藍の中核を成す寺院として、嚴島神社の修造や造営の一切を担っていたそうです。このため卓越した腕を持つ鍛冶職人や大工、檜皮師などの職人集団を組織していたそうです。
 現在の本堂は昔の僧坊で、大経堂である千畳閣が本堂になる予定だったそうです。昔、参拝者は大鳥居をくぐり、大願寺近くの砂浜に上陸した後、大願寺の裏にあった大風呂で身を清め、僧坊で休憩、着替えをした後、嚴島神社に参拝したそうです。

・仁王門(楼門)
 江戸時代の創建です。





・本堂
 左半分は畳敷きの方丈になっており、日本最大の方丈と言われているそうです。





・護摩堂
 明治時代初期の神仏分離令で損失したものの、2006年(平成18年)4月2日に再建されました。二層宝形造りで、二層目の虫籠窓(むしこまど)の形状が特徴的です。



・厳島龍神
 弁財天の使いとされる龍神を祀る社です。



・九本松
 廿日市市の天然記念物に指定されています。1本の松の木の幹が9本に分かれています。一説には、初代内閣総理大臣の伊藤博文が明治時代、頻繁に来島し、その際、植えたと伝えられているそうです。





・大願寺(だいがんじ)
 住所:広島県廿日市市宮島町3
 電話:0829-44-0179
 営業時間:8:30〜17:00
 定休日:無
 料金:無