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更新日:
2019年4月26日
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◎明王院(みょうおういん)(2019年4月11日)
明王院(みょうおういん)は、広島県福山市草戸町にある真言宗大覚寺派の仏教寺院です。芦田川に面した愛宕山の麓にあり、弘法大師空海が807年(大同2年)に「西光山理智院 常福寺」として創建されたとされています。この由来の根拠は、江戸時代に作成された棟札(建物の棟上の際に、建造の年月日や施主、大工などを記して後日に伝えるために作成され、天井の棟木などに打ち付けられた板札)ですが、ほぼ同時期に作成された棟札がもう1枚あり、こちらには大同年中に「初住持沙門」と呼ばれる僧侶によって創建されたと記されているそうです。
鎌倉時代後期の南都西大寺流律宗の勧進活動や、草戸千軒町が門前町として栄えた影響もあり、鎌倉時代末期に本堂が再建され、室町時代前期に五重塔が建立されました。草戸千軒は港町で、朝鮮、中国、南方諸国とも貿易をしていたそうです。1619年(元和5年)に水野勝成が福山藩主として入府してからは、その庇護を受けました。三代、水野勝貞は常福寺に城下神島町の歴代藩主の祈願寺となっていた明王院を合併し、当時の住職、宥仙が寺号を「明王院」と改めました。合併後の明王院は本山として、末寺四十八寺を擁していたそうです。
本堂は鎌倉時代の1321年(元応3年)に建立され、全体に和様、細部には唐様を用いた折衷様式です。この様式としては現存する最古の建物です。五重塔は南北朝時代の1348年(貞和4年)に、当時繁栄していた草戸千軒の経済力を背景に、民衆の浄財を募って建立されました。この本堂は1964年(昭和39年)に、五重塔は1953年(昭和28年)に国宝に指定されています。








・本堂

・五重塔

・鐘楼

・明王院(みょうおういん)
住所:広島県福山市草戸町1473
電話:084-951-1732
営業時間:8:00〜17:00
定休日:無
料金:無
駐車場:有
アクセス:JR、福山駅、南口から車で約10分
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