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更新日:
2023年8月25日
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◎大歳神社(おおとしじんじゃ)(2023年7月30日)
「大歳神社(おおとしじんじゃ)」は下関駅から程近い小山の上に鎮座している神社です。平安時代末期の源平の合戦において、平家追討のため西国へ下った源義経は1185年(寿永4年)、平知盛が布陣する彦島の対岸となる有明山(現在のJR、下関駅東口付近)に陣を張ったそうです。そして武運の守護神と仰ぐ、富士浅間神社の御祭神、大歳御祖大神(おおとしみおやおおかみ)に戦勝祈願をし、富士の小松を植え、篝火を焚き、二日二夜、沐浴して潔斎を行ったそうです。そして、祈念を込めた桑の弓矢を平知盛の率いる平家軍に放ち、開戦の矢文としたそうです。
平家軍は壇ノ浦に軍船を進めて戦ったものの、待機していた源範頼の軍勢と義経軍の挟み撃ちにあい、敢え無く敗れ、義経率いる源氏軍の勝利となりました。翌1186年(文治2年)、4軒の漁民が義経の祈願のありさまを畏敬して有明山に神祠を祀ったことが大歳神社の起源とされているそうです。
それ以来、武運長久の神として崇敬を集めてきたそうです。攘夷(外敵や外国人を追い払うこと)の機運が高まっていた幕末の1862年(文久2年)には、高杉晋作や久坂玄瑞など奇兵隊のスポンサーだった白石正一郎(しらいししょういちろう)が大鳥居を奉納し、攘夷必勝を祈念しました。
また翌1863年(文久3年)には高杉晋作の唱導によって奇兵隊が結成され、奇兵隊旗揚げの軍旗が大歳神社に奉納されました。
その後、下関の発展にともない、1940年(昭和15年)、関門鉄道トンネル工事の際、社地が鉄道線路敷地に接収されたことから、現在地の高台に遷座されたそうです。

























・大歳神社(おおとしじんじゃ)
住所:山口県下関市竹崎町1丁目13-10
電話:083-223-0104
アクセス:JR、下関駅から徒歩約5分
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