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更新日:
2019年4月26日
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◎葛城神社(2019年4月11日)
「葛城神社(かつらぎじんじゃ)」は、徳島県鳴門市北灘町粟田にある神社で、昔から目の神さまとして信仰されている神社です。葛城神社は奈良県御所市にある葛城神社(葛城一言主神社)の分社として、天喜年間(1050年頃)に創建されました。
葛城一言主神社の由来は次の通りです。第22代、雄略天皇が大和(現在の奈良県)の葛城山で猟を楽しまれていた時、天皇と同じ姿の神様が現れたそうです。そして「私は悪事も一言、善事も一言にて言放つ言離神(ことさかのかみ)、葛城一言主神なり」と告げたため、天皇は恐縮し、ご一緒に猟をされたそうです。この時、天皇に飛びかかってきた大きな猪を一言主神が倒したことから、一命を取り留めた天皇は、一言主神を奈良、葛城神社のご祭神とされたそうです。
この奈良の葛城一言主神社が鳴門市に「目の神様」として祀られているのは、以下の理由だそうです。葛城一言主神が第38代、天智天皇(626年〜672年)の伴として九州へ巡幸した折、阿波国の粟田でコイやフナ(アユとする縁起もある)を釣るために渓谷の上流に向かって馬を走らせていたところ、その馬がフジの蔓に足を取られ、一言主神は落馬して近くの呉竹(ハチクと思われる)の切り株で目を傷つけてしまったそうです。そして眼病となってしまい、天皇の巡幸にお供ができなくなり、この地で養生されたそうです。そこで、人々は一言主神を守護神として祀り、近隣の土地(粟田、毛谷、大浦、鳥ヶ丸)に住む人々は、その故事を忘れることがないよう馬を飼わないようになったそうです。また不思議なことに、この近辺の池沼にはコイは育たず(今は棲息している可能性もある)、フジもハチクなどタケの仲間(メダケを除く)も生えないそうです。なお、この地域には、ハチクを植えたが枯れてしまった、ハチクを植えた人が目を悪くしたなどの言い伝えが残っているそうです。葛城神社の縁起には、目の具体的な治療法に関しては書かれておらず、御祭神である一言主神が目に関する病気の治癒に霊験があるということになっているそうです。また一言主神が、この地の井戸水と薬草で目を洗ったところ眼病が治ったとする説もあるそうです。この説では、目が治って喜んだ一言主神は、眼病で苦しんだことを忘れず、目の病で苦しんでいる人々のために徳島、葛城神社に加護すると誓われたそうです。
現在でも手水舎の近くには一言主神が目を洗ったという「柳の井戸」があり、眼病や目の不調などの悩みがある人は、ここで目を洗うことができます。この井戸の水は飲用可能と書いてあり、飲むこともできるようです。












・御神水


・めがね塚

・包丁塚



・葛城神社
住所:徳島県鳴門市北灘町粟田字池谷2
電話:
営業時間:
定休日:無
料金:無
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