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更新日:
2019年4月26日
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◎祖谷(いや)のかずら橋(2019年4月11日)
三好市西祖谷山村にある「祖谷のかずら橋」は、祖谷川の水面から14mの高さに架かる全長45m、幅2mの吊り橋で、1955年(昭和30年)2月3日に国の重要有形民俗文化財に指定されています。シラクチカズラという植物の強靱かつ柔軟な蔓を約5トンも使って作られています。現在、3年毎に架け替えが行なわれています。12月頃に採取したシラクチカズラを用いて、両岸に支点となる木を立て、敷綱や欄干綱を張り渡し、次に敷綱に丸太を編みつけた後、両岸に立てたブチキから橋を吊って作ります。
「四国三郎」ともいわれた吉野川は水害が多い暴れ川として知られており、支流である祖谷川も同じく、水流が激しいそうです。河谷の急峻さもあり、川を跨ぐのは至難の業だったそうです。そのため、集落を跨ぐ橋が設けられたのが「かずら橋」だそうです。
祖谷のかずら橋は、古文書によると以前は、いくつかの橋が存在したとされているそうです。最古のものは1646年(正保3年)の「阿波国図」にかずら橋が7つ存在したと記録されています。1657年(明暦3年)の「阿波国海陸度之の帳の写」の祖谷紀行には13のかずら橋があったとされています。
かずら橋の起源は、その昔、空海が祖谷に来た時、困っている村民のために架けたとか、あるいは屋島の戦いで敗れた平家の落人がこの地に潜み、追手が迫ってもすぐ切り落とせるように葛を使って架設したという伝説もあるそうですが、詳細は不明だそうです。
一歩踏み出すたびにギシギシと音をたてて揺れ、敷綱でつながれた横木と横木のすき間からは川面がのぞき、渡るだけでスリル満点です。足場になっている木の間隔も広めで、なかなかの恐怖感です。高所恐怖症の人にはつらいかもしれません。









・祖谷(いや)のかずら橋
住所:徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
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