神谷神社(かんだにじんじゃ)

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更新日:
 2018年1月25日
 2023年1月29日



◎神谷神社(かんだにじんじゃ)(2018年1月25日)
 「神谷神社(かんだにじんじゃ)」は、香川県坂出市の東部、五色台の一峰、白峰山の麓、神谷町(かんだにちょう)に鎮座する神社です。「神谷(かんだに)」という地名は古くから用いられており、一説では、白峰山と五夜嶽に挟まれているこの「谷」で、神々が神楽を奏でるという言い伝えから「神谷(かんだに)」と呼ばれるようになったそうです。境内の北方には神谷川(かんだにがわ)が流れています。
 社伝によると812年(弘仁3年)、空海の叔父にあたる阿刀大足(あとのおおたり)が社殿を造営し、相殿に春日四神を勧進したと伝えられているそうです。865年(貞観7年)に従五位上、868年(貞観10年)に正五位下に叙せられているそうです。平安時代中期に編纂された律令の施行細則(格式)である「延喜式」神名帳には讃岐国阿野郡に「神谷神社」と記載され、式内社に列しているそうです。
 本殿は、鎌倉時代初期の1219年(建保7年)に荘官の刑部正長によって旧本殿より再建された三間社流れ造りの社殿です。大正時代に本殿の修理が行われ、何枚かの棟札が見つかりました。その1つに1219年(建保7年)に本殿を再建したことが記された墨書銘があったことから創建年代が確定しました。1927年(昭和2年)の大晦日の夜に、燈明の火が拝殿に引火して火事が発生しました。この火事によって拝殿は焼失しましたが、焼け落ちる拝殿を付近の住民が本殿の反対側に引き倒したため、本殿は難を逃れました。建造年が明らかな神社建築としては日本最古であり、1955年(昭和30年)2月2日に国宝に指定されています。
 拝殿は火事の翌年、1928年(昭和3年)から2年かけて再建され、1930年(昭和5年)に完成しました。

・一の鳥居









・残念切りの石







・神谷荒神社







・手水舎



















・本殿











・2023年1月29日、追記
 2022年(令和4年)9月27日、正午頃、本殿に落雷があり、屋根の3分の1を焼失しました。人的被害はなく、懸命な消化活動によって、同日16時30分には鎮火しましたが、屋根の多くの部分が炭化してしまいました。
 文化庁の文化財調査官が神谷神社を訪れ、「現状では国宝の価値は損なわれてはおらず、指定の解除はない」という見解を示したそうですが、修復には多額の費用が必要です。
 香川県教育委員会によると、神社の修復には全体で1億円以上かかる見込みだそうです。2023年度中に焼損状況などの調査を行い、その後、修復工事に2年ほどかかる見通しだそうです。国や県などが修復費用を補助するものの、神社でも一部を負担する必要があるそうです。神谷神社では地元の氏子が少ないことから、2022年11月14日にクラウドファンディングを通じて資金を募った結果、12月11日に第一目標金額の1,000万円を達成しました。2023年1月11日に締め切られましたが、最終的には847人の支援者から20,415,000円を集めました。

・神谷神社(かんだにじんじゃ)
 住所:香川県坂出市神谷町621
 電話:0877-47-0770
 営業時間:
 定休日:無
 料金:無
 駐車場:有
 アクセス:JR、坂出駅から車で約25分