メニュー
TOPページ
観光地
地域情報
日本のホテル
日本のニュース
日本について
美味しいもの
海外事情
海外のホテル
食品の話
雑学
用語辞典
リンク
更新日:
2017年11月26日
|
◎屋島寺(やしまじ)(2017年11月5日)
屋島寺(やしまじ)は、高松市にある屋島の南嶺山上にある真言宗御室派の寺院です。754年(天平勝宝6年)に唐僧の鑑真和上(がんじんわじょう)が朝廷に招かれ、奈良に向かう途中、屋島の北嶺に普賢堂を建て、持参していた普賢菩薩像と経典を納めて創建したそうです。その後、鑑真の弟子で東大寺戒壇院の恵雲律師が堂塔を建立し、精舎を構えて「屋島寺」と称し、初代住職に就任しました。
815年(弘仁6年)には、弘法大師が嵯峨天皇の勅願を受けて屋島寺を訪れ、北嶺にあった伽藍を現在地の南嶺に移しました。また、十一面千手観音像を彫造し、本尊として安置しました。
屋島寺は山岳仏教の霊場としても隆盛し、天暦年間(947年〜957年)には明達律師が訪れて四天王像を奉納しました。現在の本尊、十一面千手観音坐像は、この当時のもので国の重要文化財に指定されています。
本堂は1618年(元和4年)に竜厳(りゅうげん)上人が再建しました。当初、建物は桃山時代のものと伝えられていましたが、1957年(昭和32年)の解体修理の際に鎌倉時代の古材や建築法を発見し、鎌倉時代に建てられたものであると確認されています。屋根は一重の本瓦葺の入母屋造りで、内部は前2間が外陣、後3間が内陣と脇陣の仕様で、内陣中央に唐様の須弥壇があり、本尊の観音坐像を納める唐様の厨子が安置されています。
1601年(慶長6年)には高松藩主、生駒一正が屋島寺の寺領25石を安堵しました。その後、江戸時代には歴代藩主の援助によって何度も修築されてきました。現在も国有林部分を除いて、屋島山上の敷地のほとんどは屋島寺の所有となっています。

























・屋島寺(やしまじ)
住所:香川県高松市屋島東町1808
電話:087-841-9418
営業時間:9:00〜17:00
|