道後温泉本館

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更新日:
 2016年9月3日


◎道後温泉本館(2016年6月10日)
 道後温泉本館は道後温泉街の中央にあり、1894年(明治27年)に約20ヶ月の工期と総工費13万5千円をかけて建造されました。同時期にドイツから輸入された「坊っちゃん列車」が9,700円であったことを考えると、破格の金額です。木造三層楼の公衆浴場で、数度の増改築を繰り返しながらも改築当時の姿を留め、現在も多くの方に利用されています。また、夏目漱石の小説「坊つちやん」(1905年)に「ほかの所は何を見ても東京の足元にも及ばないが、温泉だけは立派なものだ。」と褒められた「住田の温泉」のモデルとなった温泉です。
 道後温泉本館の屋上は塔屋に赤いガラスが印象的な太鼓楼「振鷺閣(しんろかく)」があり、毎日、朝6時、正午、夕方6時の1日3回、「刻太鼓(ときだいこ)」が響きます。ドーンドーンと湯の町に響き渡る力強い音色は、「残したい日本の音風景百選」に選定されており、道後温泉ならではの情緒を醸し出しています。
 この他、木造三層楼の神の湯棟をはじめ、日本で唯一の皇室専用浴室である「又新殿(ゆうしんでん)」など、いくつかの建物が複雑に連結されています。1994年(平成6年)には、公衆浴場としては初めて国の重要文化財の指定を受けました。また2009年(平成21年)にはフランス、ミシュラン社が発行した「ミシュラングリーンガイドジャポン」で最高ランクの「三ツ星」の評価を得ており、国内だけでなく海外からも高く評価されています。
 入浴で利用する際は4つの入浴コースが選択可能です。休憩室付の3コースには浴衣の貸出しやお茶、お菓子のサービスが付いており、道後温泉本館ならではの風情を味わうことができます。また、日本で唯一の皇室専用の浴室である「又新殿」の観覧コース、3階には、入館者は自由に見学できる小説家、夏目漱石ゆかりの「坊っちゃんの間」があります。
 ただ、道後温泉本館は2017年10月頃から耐震改修工事のため、入浴が出来なくなります。2017年の秋(9月30日〜10月10日)に「第72回 えひめ国体」があり、国体が終了した後から工事が始まるようです。工事は、改築から130周年にあたる2024年までに完了させる目標となっており、工事内容は(重要文化財でもあるため)見た目には変更なく、破損個所の修理と耐震強化が目的となっています。なお、2016年3月25日に松山市審議会で道後温泉本館の改修工事は「部分閉館」で済ませる方針となったそうです。また、工事期間中は代替施設として市営「椿の湯」がメイン銭湯となる予定だそうです。











・道後温泉本館
 住所:松山市道後湯之町5-6
 電話:089-921-5141
 営業時間:神の湯階下6:00〜23:00
 定休日:無(12月に1日臨時休業あり)
 料金:神の湯階下410円
 駐車場:無
 アクセス:伊予鉄道、道後温泉駅から徒歩5分