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更新日:
2020年11月25日
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◎おおず赤煉瓦館(2018年7月10日)
「おおず赤煉瓦館」は、1901年(明治34年)12月に大洲商業銀行の本店として建築されました。当時では珍しく外壁に赤レンガを使用した主にイギリス積みの煉瓦建築ですが、屋根には和瓦を葺いた寄棟造りで鬼瓦に「商」の文字が入った和洋折衷な造りが特徴です。当時は、木蝋や製糸の製造、そして舟運による流通の拠点として大洲が隆盛を極めた時代だったそうです。
大洲商業銀行は1922年(大正11年)8月に大洲銀行と合併し解散しました。その後、大洲銀行は近傍の喜多銀行、新谷銀行(にいやぎんこう)、伊豫長濱銀行などを合併し、1934年(昭和9年)に、第二十九銀行(川之石)、八幡濱商業銀行と合併し、豫州銀行(よしゅうぎんこう)となりました。
その後、戦時色が次第に濃くなり、豫州銀行はさらに1937年(昭和12年)に内子銀行を、1938年(昭和13年)に宇和卯之町銀行を吸収合併し、1941年(昭和16年)に一県一行主義の国策にしたがって今治商業銀行、松山五十二銀行と合併し、伊予合同銀行となりました。これが現在の伊予銀行です。なお、伊予銀行は伊予合同銀行の設立をもって「創立」、さらにその前身の第二十九銀行の設立をもって「創業」としています。
時代は下り、1954年(昭和29年)に建物は大洲市(旧、大洲市)の所有となり、1991年(平成3年)に観光情報の拠点にするため、市にて内部と屋根の大改造を行い、「おおず赤煉瓦館」として再出発しました。同年、建物は大洲市指定有形文化財となっています。
本館1階は物産コーナーとなっており、上質な大洲雑貨をはじめ、地元・県内作家による和小物、工芸品や特産品など、ここだけの土産ものがずらりと並んでいます。愛媛県の陶磁器「砥部焼」のなめらかな質感や洗練されたデザイン、大洲産の繭を使ったアクセサリーなど、繊細な手仕事に触れることができます。
2階にあるカフェでは、赤煉瓦の中庭を眺めながら飲み物などを楽しむことができます。また、町歩き途中での休憩やギャラリーとしても活用されており、さまざまな目的で利用することができます。



・おおず赤煉瓦館
住所:愛媛県大洲市大洲60
電話:0893-24-1281
営業時間:9時〜17時
定休日:12月29日〜31日
料金:無料
駐車場:有
アクセス:JR、伊予大洲駅から徒歩約22分
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