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更新日:
2020年11月25日
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◎三里沈下橋(みさとちんかばし)(2019年9月25日)
「沈下橋(ちんかばし)」とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のことです。大洪水で橋が水中に「沈下」することを想定し、水の抵抗を受けにくくするためや、欄干があることにより木などが引掛って水の流れが悪くなることを防ぎ、更なる川の氾濫を避けるために、欄干がない橋を架けています。
四万十川には本流、支流を合わせて47の沈下橋があるそうです。いずれも、現在でも生活道として利用されており、地元の人にとっては無くてはならない重要な橋だそうです。四万十川本流の沈下橋のうち、一斗俵沈下橋(旧、窪川町)と里川沈下橋(旧、十和村)を除いた全てが、昭和30年代以降に架設されているそうです。これは流域の交通手段が、それ以前の筏、センバ舟、瀬舟などの水運から、車やトラックなどの陸路に変わったことが原因だと考えられます。高度経済成長期を迎えインフラ整備が急がれる中、橋脚が低く、欄干がなく、橋長も短い沈下橋は、建設費を低く抑えることが出来たため、高知県内の河川で多く採用されたようです。その後、いくつかの沈下橋は取り壊されたり、普通の橋になったりしているようです。
その四万十川にかかる沈下橋の中で下流側から数えて2つめの沈下橋が三里沈下橋(みさとちんかばし)です。土佐くろしお鉄道、中村駅から車で20分くらいの場所です。1963年(昭和38年)年に建設され、長さは145.8m、幅3.3mです。







・三里沈下橋(みさとちんかばし)
住所:高知県四万十市三里
アクセス:土佐くろしお鉄道、中村駅より車で約20分
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