東長寺(とうちょうじ)、東長密寺

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更新日:
 2020年11月25日



◎東長寺(とうちょうじ)、東長密寺(2017年11月5日)
 「東長寺(とうちょうじ)」は、福岡県福岡市博多区にある真言宗の寺院です。山号は南岳山で、正式には真言宗別格本山東長密寺と言うそうです。弘法大師空海が日本で最初に建立した密教寺院とされています。
 空海は延暦23年(804年)、31歳で渡唐し、都であった長安(現在の西安)の青龍寺、恵果和尚の法を享け、真言宗第八祖として遍照金剛の阿闍梨位を授かりました。そして大同元年(806年)に帰国の途につき、大同元年(806年)10月に博多に上陸したそうです。「筑前国続風土記」によると空海は翌大同2年(807年)4月末まで博多に滞在したそうです。この滞在中に空海が唐から持ち帰った仏像、教本などを収める為に、1軒の船宿を買い取り、その場所を寺にしたのが起源とされています。また、「密教が東に長く伝わるように」と祈願し、「東長密寺(とうちょうみつじ)」と命名し、本尊として不動明王像を空海自らが彫ったそうです。当初は現在よりも海辺の地(現在の古門戸町付近)にあったそうです。
 しかし、元寇の役をはじめとして何度も戦火に遭い、荒廃していたそうです。すると江戸時代に入り、福岡藩二代藩主、黒田忠之によって現在地へと移され、黒田家によって300石の寺領と山林15万坪の寄進がされたそうです。これ以降、黒田家の菩提寺となり、境内墓地には第二代忠之、第三代光之、第八代治高の墓所があります。



 

・本堂



・大師堂



・五重塔
 2011年(平成23年)に完成した純木造総檜造りです。全長26mで5階の瓦のすぐ上にある相輪の伏鉢に空海が持ち帰ったと言われる仏舎利(釈迦の骨)が納められているそうです。





・六角堂
 天保13年(1842年)に博多在住の豊後屋栄蔵(万歳楼袖彦)が、名古屋以西の商人より財を募って名古屋の堂宮大工、伊藤平左衛門を招いて建立、寄進したそうです。輪蔵と覆屋からなる六角堂は形態的、機能的に優れた仏殿で、中の六角形の厨子扉には当時の文人、墨客の書画があるそうです。









・福岡大仏
 1988年(昭和63年)から彫刻が始まり、4年の歳月を経て1992年(平成4年)に完成しました。高さ10.8m、光背の高さ16.1m、重さ30tで、木造(檜)坐像としては日本一の大きさの大仏です。



・黒田忠之墓所



・東長寺(とうちょうじ)
 住所:福岡県福岡市博多区御供所町2-4
 電話:092-291-4459
 営業時間:9:00〜17:00
 駐車場:有
 アクセス:福岡市営地下鉄、空港線、祇園駅から徒歩、約1分