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更新日:
2016年1月3日
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◎越生梅林(おごせばいりん)(2014年3月1日)
越生梅林(おごせばいりん)は、埼玉県入間郡越生町にある越辺川沿いに広がる梅林です。水戸偕楽園、熱海梅園と共に「関東三大梅林」の1つとされています。約2haの園内に白加賀、越生野梅、紅梅などをはじめ、約600年前に植えられた古木など、約1,000本の梅の木が植えられています。梅林の周辺にも梅の木があり、梅林一帯では2万本以上の梅が咲きほこります。
いつ頃植えられたのかは不明ですが、南北朝時代の観応年間(1350〜1352)に筑紫の太宰府天満宮から菅原道真公の霊を勧請したときに移植されたという説と、乱暴者の鶴千代(幼少の道灌)を心配した父、太田道真公が文武両道に優れるように祈念して植えた説などがありますが、はっきりとはしていません。
明治時代には観光地として知られるようになり、奈良の月ヶ瀬に対して「新月ヶ瀬豊楽園梅林」といわれ、多くの文人、墨客を魅了したようです。佐佐木信綱、田山花袋、野口雨情らが訪れ、その風情を詩歌に残しています。
園内には1901年(明治34年)に訪れた国文学者、佐佐木信綱の歌碑があります。
入間川高麗川こえて都より 来しかひありき梅園のさと
秩父嶺は霞に消えて水車 おとしづかなる梅の下かげ
梅園の千本の梢見おろして 岩根にいこふ琴平の山 佐佐木信綱
また、越生梅林の中には多くの古木がありますが、なかでも樹齢四百年の銘木「魁雪」が有名です。1942年(昭和17年)3月に埼玉県指定名勝地になりました。
毎年2月中旬から3月下旬まで梅まつりが開かれ、多くの観光客が訪れます。梅林の中にはミニSL(全長253m)の線路が敷設されており、10時30分から15時まではSLで園内を一周することができます。このミニSLは、かつて八高線で走っていた国鉄9600形蒸気機関車の10分の1モデルです。







・越生梅林
住所:埼玉県越生町堂山113
電話:049-292-3121(越生町産業観光課観光商工担当)
営業時間:8時30分〜17時
定休日:無
料金:中学生以上200円
駐車場:有(500台、400円)
アクセス:関越道、鶴ケ島IC、坂戸西スマートIC、県道343号経由14km、約30分
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