金神社(こがねじんじゃ)

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更新日:
 2021年6月6日




◎金神社(こがねじんじゃ)(2019年12月10日)
 「金神社」は「こがねじんじゃ」と読みます。岐阜県岐阜市金町(こがねまち)にある神社です。創建は西暦135年、成務天皇の時代に物部臣賀夫城命(もののべおみかぶらのみこと)が国府をこの地に定め、篤く金大神を崇敬されたと伝えられているそうです。
 金神社の主祭神は、「渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)」で景行天皇の第六皇女です。その夫である「五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)」が朝廷の命令で、当時の奥州(秋田を除く東北地方)を平定しましたが、同行した陸奥守豊益が五十瓊敷入彦命の成功を妬んで、一足先に都に戻り、五十瓊敷入彦命に謀反の心ありと讒奏したそうです。そのため朝敵として攻められ、三野(美濃)で討たれたそうです。夫の死を知った妃の渟熨斗姫命は都を発ち、夫が亡くなった三野の地で御跡を慕い、朝夕ひたすら命の御霊を慰めつつ生涯を終えたそうです。また、地元の人々のために私財を投げ打って町を開拓され、産業、農業の発展に寄与されたそうです。慈悲深い渟熨斗姫命の功績を慕って人々が集まり、財をもたらす神として信仰されるようになり、この地に金大神(こがねのおおかみ)と称され、祀られたそうです。
 ちなみに渟熨斗姫命の夫である五十瓊敷入彦命は、第11代、垂仁天皇(すいにんてんのう、崇神天皇29年1月1日〜垂仁天皇99年7月14日)の長男で、第12代、景行天皇(けいこうてんのう、垂仁天皇17年〜景行天皇60年11月7日、日本武尊(ヤマトタケル)の父)の兄にあたり、古事記、日本書紀に記述されている人です。
 父である垂仁天皇から弓矢を賜り、武事をおさめ、勅命によって河内、大和、摂津、美濃など諸国に池溝を800以上も開拓しました。このため諸国の産業は勃興し、農事は豊かになり、天下は泰平になったと記載されているそうです。更に茅渟(ちぬ:大阪湾の東部、和泉国(大阪府南部)の沿岸)の菟砥川上宮(うとのかわかみのみや)にて劔(つるぎ)1千口を作り、これを石上神宮(奈良県天理市)に納めて有事に備えられたそうです。現代で言えば内政、土木、軍事など、あらゆる面で活躍された人です。五十瓊敷入彦命は、同じ岐阜市内の伊奈波通りにある伊奈波神社に主祭神として祀られています。
 金神社は「金色の鳥居」でも有名です。金の鳥居は2015年に登場したそうです。金神社の名にちなんで鳥居を金色にしたそうですが、高さは8mあり、金色に輝く鳥居は圧巻です。また、2017年5月からは毎月最終金曜日に「Premium 金 DAY(プレミアム こがね デイ)」という日を設定しており、この日は金文字の御朱印と御守りを授与いただけるそうです。































・金神社(こがねじんじゃ)
 住所:岐阜県岐阜市金町5-3
 電話:058-262-1316
 営業時間:9:00〜17:00
 定休日:無
 アクセス:JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から徒歩で15分