夫婦岩

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更新日:
 2015年1月3日



◎二見興玉神社(2016年1月2日)
 二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)は、三重県伊勢市二見町江にある神社です。旧社格は伊勢神宮に関連する村社で、現在は神社本庁の別表神社です。
 夫婦岩の沖合約700メートルの海中に沈む、祭神・猿田彦大神縁の興玉神石(おきたましんせき:霊石、沖の石)を拝する神社です。ご祭神は善導の神とされる猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)、食料を司る宇迦御魂大神(うがのみたまのおおかみ)と綿津見大神(わたつみのおおかみ)で、開運招福、交通安全、海上守護の神として信仰を集めています。
 猿田彦大神は、天孫瓊瓊杵尊(てんそんににぎのみこと)が天照大神より三種の神器を授かり天降られるとき、天(あめ)の八衢(やちまた)にお迎えして途中の邪悪を祓いながら道案内を申し上げ、また垂仁天皇の御代、倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神の御鎮座の地を求められたときも御神徳を示され、五十鈴川の川上に導かれました。この為に古来より善導の神(道開き(導き)の神)として開運招福、家内安全、交通安全の守護神として信仰され、魂を導き甦(よみがえ)らせる御神威により甦りの神と称され、別名興玉の神とも称えられております。また古来より、土地を領する地主神と云われ、土地の邪悪を祓い清め災厄を除く福寿の神として信仰されております。
 この神の神使は蛙で、神社参拝の後に神徳を受けた人々が神社の境内に蛙の塑像を献納するため、境内には無数の蛙像が並んでいます。これは「蛙」の「カエル」に「無事に帰る」、「貸した物が還る」、「お金が返る」の「カエル」を掛けた験担ぎだそうです。三重県では2番目に参拝者の多い神社であり、2013年には265万7590人が参拝しているそうです。
 古来、伊勢神宮に参拝する者は、その前に二見浦で禊(みそぎ)を行うのが慣わしでした。しかし、いつの頃からか、それに代わるものとして、二見興玉神社で無垢塩祓いを受けるようなりました。今でも、神宮式年遷宮のお木曳やお白石持ちへの参加者は浜参宮を行います。
 宇迦御魂大神は、稲の霊の神と云われ、食糧を司る神、後に衣食住産業の守護神として仰がれています。
 1910年(明治43年)、猿田彦大神を祀る興玉社(おきたましゃ)と宇迦御魂大神を祀る三宮神社(さんぐうじんじゃ)が合祀され、その際に現社名に改称されました。
 もともとは、夫婦岩に注連縄を張り、興玉神石の遙拝所(遙拝所とは、遠く離れた所から神仏などをはるかに拝むために設けられた場所のことです。)を設けたのが始まりだそうです。天平年間(729年〜748年)に僧、行基が興玉神の本地垂迹として江寺(えでら)を創建し、境内に興玉社を建てて鎮守社としました。後に現在の二見浦に遷座し、現在に至るそうです。
 三宮神社は、元は現社の境内の天の岩屋の中に祀られていましたが、文禄年間(1593年〜1596年)に岩屋の外に移されたそうです。1910年(明治43年)に興玉社本殿に合祀されました。古い参詣記には「三狐(さんぐ)神社」などとも記されていたそうです。1945年(昭和20年)に栄野神社を合祀し、現在に至っています。



















・二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)
 住所:三重県伊勢市二見町江575 二見興玉神社内
 電話:0596-43-2020(二見興玉神社社務所)
 営業時間:24時間
 定休日:無
 料金:無料
 駐車場:有
 アクセス:JR、二見浦駅から徒歩15分